中学生の子供を毎月の授業料を払って塾に入れたは良いものの、塾に行かずに友達と遊びに行ったり、コンビニなどで時間を潰してサボりを働いているという相談を受けた事があります。
本日は、子供の塾に行かない問題について、その理由と解決方法についてご紹介します。
子供が塾に行かない理由
では、なぜ子供は塾に行かずにサボるのでしょうか。
その理由はいくつか考えられますので、それぞれのパターンを見ていきましょう。
友達と遊びたい
これは中学になれば、多くの生徒が感じる事ですが、小学生に比べ中学では勉強の量が一気に増える事になります。これにプラスしてクラブ活動にも参加した場合は、自由時間が極端に少なくなります。
そんな状態で塾に通うとなると、塾に通う時間+塾の宿題をする時間を捻出する必要があります。
こうなると、周りに塾にもクラブにも通わない友達がいると、どうしても自分の現状に不満を感じてしまい、塾に行きたがらなくなってしまうのです。
反抗期
これは、塾だけに限らず、家庭内でのルールなどにも支障をきたすパターンです。
個別塾に通っていて、もし講師との関係性が築けていれば、反対に塾には通うが親の言う事は聞かないと言うパターンもあります。
塾の勉強が難しすぎる
通っている塾が生徒の学力と合っておらず授業の内容を全く把握できない場合、塾に行ってもサッパリで周りの友達から取り残される孤独感を感じる事があります。
問題を当てられても答えられず、塾内テストでは最下位に近い順位という状況が続いた場合、子供にとっては耐え難い苦痛を味わう事になります。
こうなってしまうと、塾には行きたくなくなりますし、下手をすると自分は勉強できない人間なんだというレッテルを自分自身に貼ってしまい、以後の勉強の意欲を大きく削ぐ可能性があるので、早急に対応したい状況です。
塾が合わない
例えば、内気な子が集団塾でしかもガンガン質問や発言をする様な熱血塾であった場合、かなりの場違い感が生まれます。
もちろん、講師も内気だから気を使って逆に問題を当てて発言できる様な環境を作ってくれますが、それが逆効果になる場合があります。
このパターンも、子供にとっては勉強とは違う形のストレスを感じる様になり、勉強にも身が入らなくなるでしょう。
子供に塾に行かせる方法
まずは、問題となっている要因を取り除く事から始めましょう。
前述している様に、勉強が嫌という理由ではなく、勉強する環境にストレスを感じているのであれば、ストレスを受けにお金を払うなんて勿体ない事はすぐに止めて、子供に合った塾を選ぶ様にしましょう。
また、学校の成績が芳しくない生徒を、いきなりハイレベルなクラスに入れる事も避けましょう。特に集団塾では100%成績が上がる事はないので、子供にあった勉強ができる塾やクラスを選びましょう。
もし、全学年の基礎が出来ていない場合は、集団塾ではなく個別塾で基礎を固めて、発展問題も解ける様にスケジュールを組む必要がありますので。
通塾で一番厄介な問題の対策
環境や塾選びは生徒の同意も得られるハズですので、比較的簡単に解決できるのですが、問題は友達と遊ぶためだけの理由で塾に行かない・サボるパターンです。
これに関しては、塾に行かない理由が嫌な事を避けたいという感情ではなく、楽しい事を優先させたいという感情から来るものなので、生徒の思考を変える必要があります。
生徒が勉強に対して、やる気になるまでは時間がかかるので、その間は塾の教室長などに相談し、塾に来ていなければ家に一報を電話なりメールで入れる様にするべきでしょう。
こればかりは、常に子供についている訳には行かないので、塾の協力を要請し問題の改善に向けて計画的に動かないと解決できないでしょう。