『中学生のテスト対策はお住いのエリアによって異なる|内申点は受験に絶対必要!』で大まかな内申点の稼ぎ方や必要性はお伝えしました。
公立高校の受験には当日の点数に内申点が加算された総合点で判断されると。
ただ、この加点方式には一癖ありどの高校も一律で同様に内申点を加点される訳ではないのです。
そこで、この記事では内申点の加点方式について、更に踏み込んでご説明いたします。
高校によって加点される内申点の比率が違う
内申点とは、テストの成績や授業態度、提出物など総合的に見られ点数を付けられるものです。簡単に言えば各学期末に配布される通知表の点数と思っていただければいいでしょう。
この点数の合計が高校受験時の入試の点数にプラスされ、合計点で合否を決定されるのですが、この加点時には内申点がそのまま加点される訳ではないのです。
実際には加点の方法はこのようになっているのです。
入試テスト点数 + 内申点 × 比率 = 合計点数
そうなのです。
実は各高校によって内申点の比率が異なっているため、シミュレーションの際には注意が必要なのです。
内申点の計算方式
入試当日の5教科の合計点数は500点満点、そして内申点も計算上500点満点として換算されます。
例えば、内申点が400点で比率が0.7倍の高校を受験し、当日450点を取った場合は、
450 + 400×0.7 = 730点となります。
この点数を元に、上位にいる者から順番に合格になっていくシステムです。
(ちなみに当日470点取れたとしても、内申点が350点の生徒は上記生徒よりも不合格に近い所に位置する事になります)
内申点の比率の傾向
内申点の計算時の比率ですが、高校によってバラバラではございますが、一定の傾向が見られます。
基本的には、偏差値の高い高校は内申点の比率が低く、偏差値の低い高校ほど内申点の比率が高い傾向にあります。
つまり、偏差値が高い高校の受験は本番での実力がより重視され、反対に偏差値の低い高校は普段の学校での授業態度などがより重視される事になります。
だからと言って、重視されない方の手を抜いたら不合格へ1歩前進する事になるので、決して油断はしないように注意しましょう!