現在の日本での義務教育で英語学習が始めるのは中学1年生からです。
(小学校で習うケースもあります)
日本で生まれ、日本で育った子供たちにとっては初めて異国の地の言語を本格的に学ぶ事になります。
もしこれが、日常会話を話せるようになる勉強であれば、かなり難易度は上がりますが、あくまで学校の英語のテストで点数を取る事だけに焦点を当てると、実はそこまで難しくないのです。
そこで、ここでは中学英語の勉強のコツについてご紹介いたします。
英語は基本、単語の組み合わせ!
では、早速例文です。以下の文を日本語に訳して下さい。
There's a slight change in the itinerary.
これを見て「ウワッ」っと思われた方も多いと思います。ちなみにこの例文はビジネス英語の書籍にあるものを細工したものです。もちろん”itinerary”という単語は中学では習うことのない単語ですが、実は文法的には中学2年生の基礎レベルなのです。
では、なぜ多くの方がこの例文を見て拒否反応を示すかと言いますと、それは分からない単語が入っているからなのです。
では、全ての単語の意味が分かっていればどうでしょうか?
There's:〜がある。
a slight:わずかな、少し
change:変更
itinerary:日程表
ここまで単語の意味が分かっていればおそらくほとんどの人がこの英文を日本語に訳せるでしょう。
日本語訳:日程表に少し変更があります。
では、本題に戻りますが、この例文の日本語訳の阻害要因は”英単語の意味”が分からなかった事にあります。そして、単語の意味が分かれば日本語訳も簡単に出来るようになりましたよね。
おそらくこの時点で私が言いたい事を察していただいたかと思いますが、英語は、特に中学英語は英単語の暗記が点数に大きく影響するのです。
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英語の暗記は英単語と文法のルールで
英単語の暗記が重要であることはご理解いただけたと思いますが、その次に重要なものが文法のルールを覚える事にあります。
問題が日本語訳にする場合、英単語の意味が分かっていれば多少無理矢理にでも日本語に訳すことが出来るのですが、英単語を並べ替えて正しい英文にする問題などはしっかりと文法のルールを覚えていないとほぼほぼ点数は取れないでしょう。
なので、英語の勉強の順序としては、英単語を覚えた(もしくは意味を調べ終わっている)状態で、文法のルールを覚えるための練習を行い、その単元の最後に様々なパターンの問題を解いて、覚えた英単語と文法のルールを再確認しながら問題に慣れるという流れになります。