子供を塾に入塾させようと考えている皆様、塾で受講する教科はすでにお決まりでしょうか?
多くの場合、中学生では数学と英語を、小学生では国語と算数を受講される方が多いです。
(小学校後半には英語も追加されるご家庭が多いです。)
が、これらの教科にプラスして、理科の受講を考えられる方も意外と多いと思います。
実は理科を塾で勉強することは、私としてはほとんどの生徒の場合、費用対効果の薄い教科だと考えております。
ここでは、その理由と塾で勉強した方がいい子供、しなくていい子供の特徴をご紹介します。
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実は理科のほとんどが暗記問題
理科というと、天気や電気、植物など様々な分野からなるもので、数学のように積み重ねの教科ではないので(詳しくはこちら)、単元が変わるごとに得意、不得意が如実にあらわれテストの点数が激しく上下する可能性のある教科です。
がしかし、これらの単元のほとんどが実は暗記だけの単元であるため、自宅学習で行う勉強と全く変わらないのです。
裏事情を少し話しますと、塾側としてはテキストに記載の内容をただただ読み上げるだけの授業になる日もあるので、あまり理科の受講はオススメしないのです。※もちろん、興味を持ってもらえるように実世界の例も出したりはしています^ ^
一番効率的な塾の活用法
そこで、私が一番オススメしたい理科の塾での受講方法として、電気や水溶液などの計算問題が必要な単元だけを受講するという方法です。
これは集団塾では難しい注文かもしれませんが、個別塾ではおそらく可能でしょう。
この方法であれば、暗記のみの単元では家で問題集を購入・ひたすら覚えながら解き、計算がメインの単元のみ塾で受講すれば、費用対効果として最高のパフォーマンスを発揮し、更に家庭の生活費を圧迫することなく効果を得ることができるのです。
それでも塾で理科を通常授業として受講すべき生徒
前述であるように、理科を通常の授業として受講するのは費用対効果としては薄いのですが、稀にこれに当てはまらない子供が存在します。
ピンポイント受講推奨の子供の特徴
自宅で用意した問題集にしっかりと取り組んでくれるお子様には前述の計算の単元のみの受講で十分です。
通常授業として受講すべき子供の特徴
自宅で勉強自体を全くしないお子様、もしくは理科に対してだけやる気を示さないお子様は苦手意識を持っている可能性があるので、出来れば理科だけでも個別塾で受講することをお勧めします。