小学生・中学生の中で宿題が好きですと答える割合は一体どれくらいいるでしょうか?
おそらく全体の1%もいないでしょう^ ^
そんな嫌われ者の宿題ですが、子供達の学力に一体どのような効果があるのかご紹介いたします。
宿題って意味があるの?
これだけ嫌われている宿題ですが、この宿題制度を廃止しないところを見ると、やはり何かしらの意図があって生徒に遊ぶ時間を削ってでも出すようにしているのでしょう。
当時、通塾していた生徒が学校の先生方に質問した時の答えを聞いたのですが、
・宿題を出さないと勉強しないでしょう!
・学生の本分は勉強だから宿題を出すのです。
というような、的を得ない回答だったそうです。
前者はかすっている様な気がしますが、後者はナンセンスですね^ ^;
以前、アップした記事でもご紹介しましたが、人間の記憶力は一度見聞きして覚えるよりも、繰り返し触れる事で長期記憶として残りやすい性質があります。
宿題はこの長期記憶への変換を助けてくれる性質があるのです。授業で習っただけの内容は確実に直ぐに消えてしまうので、宿題でその日習った単元の内容を復習する事が出来るのです。
なので、学校の宿題を適当に行い、塾の勉強ばかりに時間を割くのは少しもったいない事をしているので、出来れば両方に対してしっかりと向き合えば、それこそ塾での勉強の効率も自然と上がる事に繋がるのです。
宿題をする事に学力以外の効果とは?
これは、非常にシンプルな話ですが、宿題をまじめにしないと単純に成績や内申点が悪くなる要因になります。
小学生の場合は成績の良し悪しに響きますが、それ以上に小学生の時点で宿題を出来ない性格になってしまうと、中学でいきなりまじめに宿題をこなすようにする事は難しくなるでしょう。中学では通常授業の時間が延びることに加え、クラブ活動も始まるので確実に1日の時間は少なくなるでしょう。
更にここに反抗期が加わると最悪です。なので、小学生は是が非でも宿題を行う習慣を第一に考え取り組むよう、ご両親からもエールを送ってあげましょう!
まとめ
宿題の意味としては、授業の内容の記憶を長期記憶として保存するための物でもあり、
成績や内申点に影響を与える物であります。
これに加え、将来的な視野を入れ、子供の勉強や提出物の約束を守れるようにするための訓練にも繋がる物です。
要するに、宿題をやる事にはメリットだらけであるという事です。それも、大人の都合ではなく、子供のテスト前の苦労や受験や就職など将来にも影響を与えるメリットであるのです。