塾に入ったのに成績が上がらない、家でテキストを複数冊用意して全てこなしているのに、テストで点数を取れない!
そのような状況に陥っているご家庭に是非この記事を読んでいただきたいと思います。
成績が上がる仕組みとは
どんなに時間を使って勉強しても、成績が上がらないという事は何かしら方法に問題があることがあります。
稀に、発達障害などでそもそも覚えることができない子供もいますが、それはまた別の機会にお話しするとして、今回はそれとは別のパターンでの問題についてお話しします。
私が教室長時代によく相談にこられていたパターンでご説明します。
そのご家庭では、お子様がテキストを用意し、1日のノルマを決めると言われた通りに勉強をするので、塾なしで考えていました。が、数ヶ月経っても一向に成果が出ないということで、塾に相談に来られました。
違和感を覚え、実際に勉強しているテキストを見せていただきましたが、一目でその原因を理解する事が出来ました。
このご家庭でのテキストを使った勉強方法は以下の流れで行われていました。
テキストの問題を解く → 答え合わせ → 次のページの問題を解く → 答え合わせ
この流れをループです。
この勉強方法には、大事な行程が抜けている事にお気づきでしょうか?
そう、間違い直しです!
間違い直しこそ成績アップの鍵
では、なぜこの間違い直しがないだけで成績がアップしないのでしょうか。
では、各作業と学力の変化について解説いたします。
まず、上記のお子様が行っていたテキストの勉強は、「現状の学力の確認」と「新しく覚えた内容を実際に使う練習」にあたります。
これはいわゆる現状の学力をキープする作業にあたります。
そして、間違い直しはと言うと、現状の学力では解けない問題(成績の伸びしろ)を解けるようにする作業、すなわち成績・点数アップに繋がる作業にあたります。
塾に通っている生徒も同じ!
この間違い直しについては、学校のテストで50点以上の点数帯を狙うのであれば、確実に必要になる作業になります。
塾の有名講師で100%生徒に理解させられるような授業を行ったとしても、勘違いや問題のひっかけによる不正解は確実に存在します。なので、その引っかけ問題に2度と間違わないように記憶に残すためにも間違い直しは必要でございます。
それも、単に答えを見て正解を書き直すだけではなく、しっかりと間違えた理由と正解に導くための手順や思考方法を学ぶ事が、成績アップに繋がるのです。
これがしっかりと出来れば、短期間で学力の大幅アップも夢ではないので、ぜひ頑張ってほしいと思います^ ^